占星学と心の探求

占星学の心理的・エネルギー的・構造的視点

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探査機が捉えた木星・土星の姿から

木星土星_20170619 見た目(外見)というのは結構中身を映し出すもので、それは惑星についても言えるのではないだろうか。NASAを始めとする宇宙科学は最新の惑星の姿を日々伝えてくれている。それを見ながらいろいろ考えを巡らすのも面白い。今回は木星と土星について。

惑星の意識進化の図でも何度も書いているが、木星&土星というのは「個々の存在を集団としてまとめるエネルギー」だと思っている。人間個人で言えば一日一日の出来事・一月一月の出来事などを5年10年という単位で大きな視点でまとめる。それは「10代の頃の私」とか「青春時代の自分」とかそういう大きなもの。あるいは個々の出来事で感じた想い、そこから生まれた価値観などを「私の信念・私の信条(哲学)」とかいった形で大きなまとまりにする概念を生み出す。

人間集団で言えば、個々の存在を1つの大きなまとまりとして集団化する。それは社会とか共同体とか、何か共通の考え方・価値観によってグループ単位に組織化する。「大阪に住んでいる野球好き」という共通の価値観によって阪神タイガースファンというまとまりができ、「左翼的平和主義・反権力」という共通の価値観によって安倍政権反対!集団というまとまりができたりする。この集団性はその時代時代、地域地域を1つにまとめる価値観・信条・思想なども生み出す(大阪人はお笑い好きだとか、団塊世代はまとまって行動するのを好むとか)。



木星_20170619-min現在、木星の周りを周回している探査機ジュノーは今までより鮮明な木星の姿を伝えてきている。それは非常にダイナミックに大気が活動している姿。近くで見れば見るほどその動きは凄まじい。それぞれの縞模様の層でも動きが激しいし、グチャグチャ動きながらまとまり(大赤斑や中赤斑など)を作っていたりもする。極(北極・南極)のあたりなどはその躍動がはっきり見て取れる。

これを人間の意識活動として捉え直すと、「個々の人(価値観)が集団化した際にそこで起こっている意識の動き」とも考えられる。個々のモノ・価値観を1つの信条としてまとめようとする意識の動き、個々の人・その生き方・哲学を1つの集団的思想として共同体の中でまとめようとする意識の動き。それは集団を構成するのが1人ひとりの人間(存在)であるからこそ、その動きは日々変わってくる。

会社組織においても「今はあの人が強い力を持っている」とか、「今度はこの人が存在感を増してきているとか」、そういった力学要素がからまって1つの組織が動いている。自民党で例えれば、橋本龍太郎さんが総裁だったときの自民党、小泉さんが総裁だったときの自民党、安倍さんが総裁であるときの自民党。自民党という組織・それを構成する信条は同じであってもその中身は微妙に移ろいでいる。


それは自民党の年代年代の変化(木星の世代意識)とも言える。人が集まった集団は常にそれを構成する信条・哲学・価値観を生み出し、それによって個々の人たちをまとめる。そのダイナミックな動きが木星の大気活動に例えられるのではないだろうか。大赤斑を代表とする「渦」は、その構成員を1つにまとめる信条・哲学・価値観を表すのかもしれない。個々の人々の信条が蠢き、時には対立し、1つの大きな信条(体系)を生み出す。その渦が集団を集団たらしめている中心的エネルギーだと。

逆にそれは木星(射手座・9ハウス)が様々なものを取り込もうとし(興味を持つ)、その中でいろいろな動き(共感・ぶつかりあいなど)をしながら、それを1つにつなぐ中心的視点(信条・哲学・概念)を見つけ出そうとする理由なのかもしれない。「物事は1つにつなげるべきだ。その中心的・真実的視点があるはずだ」と。それは天王星・海王星の統一性とは1つ下の次元での視点。超越的というよりは集団性を構成するための基本概念といった感じ。同じ哲学でも「木星的な哲学」と「天王星的な哲学」それぞれのレベルがあると。



土星_20170619-min次は土星。探査機カッシーニが13年に渡り送り続けてくれた土星の姿は私たちをたくさん驚かせてくれた。完全な輪、美しい縞模様、極(北極・南極)における六角形、表面的には整って見える大気の中で起きている活発な活動。

木星との比較で考えれば、やはり土星は「しっかり安定している」ということだろう。大気の縞模様も木星みたいにグチャグチャしてないし、極には安定の形である六角形の姿もある。何より「輪」がしっかり惑星全体を囲んでいる。

人間の意識活動として捉え直せば、「木星で生み出される信条・信念・哲学によって揺るぎない集団性(組織・共同体・社会)を維持する」ということだろう。それは木星のように「これから中心的概念を見つけ出そう」という躍動的なものではなく、もうすでに完成された概念を元に安定した世界を作る(意識の集団化を維持する)ということ。


社会集団で言えば、それを構成する個々の人たちを「完成された概念(その組織を成り立たせる中心思想・信念)」にしっかり添わせるということ。木星の場合はまさにそれを生み出そうとしている動きだから、そこに様々な衝突も起こる(木星特有の広げすぎたことによる混乱・射手座特有の思想ゲンカなど)。だが土星の場合はそれよりも完成された上位者から未熟な下位者に教え諭す(時には強制する)という意味合いが強くなる。あるいはルール・規則に従わせる。

個人の意識内で言えば、一日一日の出来事・一月一月の出来事を、完成された枠組み(子供期・親期・祖父母期)の中においてまとめ、理解していこうとする動き。あるいは自分が持った信念・思想・哲学の中に落とし込んで受容しようとする動き。

中心概念(思想)は完成・安定しているので(=六角形)、その内部で大気の動きがあったとしてもそれは小さなものでしかない。中心概念それ自体を脅かすようなものではなく、それに取って代わろうとするものでもなく。むしろその動き・渦を組織内に吸収統合しようとするものではないだろうか。


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